テスラ、フリーモントでオプティマス生産開始 7~9月期純利益は43%減
米テスラは21日に米証券取引委員会へ提出した2026年7~9月期の決算資料で、カリフォルニア州フリーモントの量産ラインで人型ロボット「オプティマス」の生産を始め、同ラインから出たロボットが初の量産品質の機体だと明らかにした。
フリーモントは「立ち上げ初期」、テキサスは「建設中」と記載したが、生産台数や顧客は開示していない。株主帰属の純利益は前年同期比43%減の7億8700万ドルだった。
テスラがオプティマスを生産ラインで作り始めた。ただし台数は今回も示さなかった。同社は21日、8-Kの添付資料として提出した7~9月期の決算資料で、フリーモントの量産ラインで生産が始まり、出てきた機体は初の量産品質のロボットだと説明した。現行の製造工程が商用製品に適していることを証明したとしている。
生産開始でも数字は出ず
生産能力の表では、カリフォルニアのオプティマスが「立ち上げ初期」、テキサスが「建設中」となった。生産台数、生産速度、外部顧客、価格、販売時期はいずれも記載がなく、以前示したフリーモント年100万台、テキサス年1000万台の能力も再掲していない。([MEKAWIRE解説](/news/tesla-optimus-explained-2026-what-tesla-has-filed-1-million-robot-line-10-million-texas-plan-no-units-disclosed-20261017))
研究開発費が利益を圧迫
売上高は280億4600万ドルと前年並みだったが、営業利益は16億2400万ドルから7億1800万ドルに減り、営業利益率は2.6%にとどまった。研究開発費は69%増の27億6100万ドル、設備投資は47億3200万ドルだった。
- 2025年7~9月
- 28,095
- 1,624
- 1,630
- 2,248
- 1,373
- 記載なし
- 2026年1~3月
- 22,387
- 941
- 1,946
- 2,493
- 477
- S/Xライン置き換え計画
- 2026年4~6月
- 28,236
- 398
- 2,371
- 5,789
- 1,114
- ライン設置中
- 2026年7~9月
- 28,046
- 718
- 2,761
- 4,732
- 787
- 立ち上げ初期、生産開始
テスラ四半期資料(Ex. 99.1)。純利益の変化 = 787 / 1,373 = 0.573 (-42.7%)、研究開発費の変化 = 2,761 / 1,630 = 1.694 (+69.4%)。
2026年10月21日時点
MEKAWIRE分析
テスラは自らの開示でオプティマスを「建設」から「生産」に進めたが、台数を示すまでは、グループの利益を押し下げる資本投下の事業とみるべきだ。
開示数値から計算すると、研究開発費の増加分11億3100万ドルだけで今期の営業利益全体を上回る。中国のユニツリーや優必選(UBテック)はすでに販売台数を開示している。減速機やアクチュエーター、センサーを手がけるハーモニックドライブシステムズやナブテスコなど日本の部品メーカーにとっても、テスラ初の生産台数は需要を測る基準になる。注目点は、7~9月期の10-Qに出るオプティマス関連の投資額、来年1月の10~12月期決算での初の台数開示、テキサスのライン状況の変化だ。
- $2,761M, up 69% from $1,630M
- $4,732M in Q3 (Q2: $5,789M)
- Tesla Q3 2026 update, Exhibit 99.1 to 8-K filed Oct 21, 2026
- $28,046M (Q3 2025: $28,095M)
- Fremont, California: Early Ramp; Texas: Construction
- None (no count, rate, customer or price)
- $718M, down 56% from $1,624M; margin 2.6%
- Target 400 MW by end of 2026; Cortex 2 >120 MW
- First production-quality bots built; process suitable for a commercial product
- $787M, down 43% from $1,373M