MEKAWIRE
ニュース

Wire

資金調達、製品発表、論文のすべてを、報道と同時に。

記事3本
3日前
研究JP

九州大、110km離れた病院の手術支援ロボを遠隔操作する実証開始 IOWN APNで往復5ミリ秒目標

韓国のロボット新聞がITmediaの報道を引用して伝えたところによると、九州大学は福岡の九州大学病院と約110km離れた九州大学病院別府病院をNTTの次世代光通信網「IOWN APN」で結び、微小手術用の手術支援ロボットを遠隔操作する2年間の実証を始めた。大学の発表文の原文は確認できておらず、詳細は未確認だ。実証は総務省の支援で2027年まで行い、日本外科学会、F.MED、NTTドコモビジネス、NTTイノベーティブデバイス、セランが参加する。F.MEDは直径1mm以下の血管を0.009mm以下の糸で縫合するロボットを開発しており、往復0.005秒以下の応答と非圧縮の高精細映像伝送を目指す。今年は映像伝送品質を検証し、2027年に実際のロボット遠隔操作へ広げ、指導医が映像に書き込む特許技術も試す。外科医の地域偏在が深刻な日本で、通信と手術ロボを組み合わせた遠隔指導が制度化に近づくかが焦点だ。

出典1件NTTCMR Surgical
11日前
研究JP

東大、磁石で操る「ブラシ付きカプセルロボット」で小腸表面の試料採取に成功

東京大学は5日、体外にある2本のロボットアームの磁石で動かし操作する錠剤大のカプセルで、小腸表面の試料をかき取ることに成功したとプレスリリースで発表した。論文はセル・プレスの学術誌Deviceに9月29日付で掲載された(doi:10.1016/j.device.2026.101304)。摘出したブタの小腸を使った実験では、一方のアームがカプセルを目標部位の近くに保持し、もう一方がカプセル内のねじを回して柔らかいブラシを伸ばし、試料をかき取って再び内部に収めた。筆頭著者で工学系研究科のYuguo Dai特任研究員は、採取した試料が腸内細菌叢の解析に使う16S rRNA遺伝子解析に適していたと述べた。研究チームは、さらなる小型化、人体では大幅に延ばす必要がある磁石の作動距離、試料の保護が課題だとしており、臨床データのない初期段階の成果だ。市販のカプセル内視鏡は撮影が中心で試料は採れない。MEKAWIREが13日に報じた九州大学の遠隔微細手術実証とあわせ、国内の医療ロボット研究が磁気駆動と遠隔操作の領域で幅を広げている。

出典2件
2026年4月23日
研究JP

ソニーAIの卓球ロボット「Ace」、公式ルールでトップ選手に勝利 ネイチャーに論文掲載

ソニーAIの自律型卓球システムAceが2025年4月の対戦でエリート選手に5試合中3勝し、Tリーグのプロ選手2人には2敗したと、2026年4月22日付の英科学誌ネイチャーの論文で明らかにした。ソニーセミコンダクタソリューションズのイベントベースビジョンセンサー、8自由度のアーム、シミュレーションで学習した強化学習方策を組み合わせ、ボール位置認識の遅延は平均10.2ミリ秒。