NVIDIA、GR00T学習用データエンジン「Flora」を公開 ロボット映像の注釈コストはGPT-6の約125分の1
NVIDIAのロボット研究組織GEARは20日、プロジェクトページと論文で、人型ロボット向け基盤モデルGR00Tの学習に使うデータエンジン「Flora」をオープンウェイトの3モデルとして公開した。Flora-TempSeg(90億パラメータ)が操作映像を時刻付きの動作に区切り、Flora-Captioner(270億)が区間ごとに作業指示文を付け、Flora-Rewarder(270億)が進み具合や成否、失敗の原因を採点する。
同グループによると、FloraはGB300 GPU 512基で1日20万時間分の映像に注釈を付けている。自社試算では、GB300を8基、1GPU時間10ドルで使う場合の処理費は元映像1時間あたり約0.72ドルで、最大推論設定のGPT-6 Astra(88.49ドル)の約125分の1になるという。
社内の50エピソード品質評価は57.1%でAstraの53.7%を上回ったが、公開ベンチマークでは結果が分かれた。WGO-Benchの区間分割F1(50.3対46.0)とRoboRewardの誤差(MAE 40.0対55.4)はFloraが優位で、正解区間のキャプション精度はAstra(77.4対64.7)が上回った。
Qwen3.5を基にした重みはNVIDIAの非商用ライセンスで、研究用途に限られる。MEKAWIREの記録では、NVIDIAは前日のGTCベルリンでCosmos Data Factoryを発表している([記事](/ja/news/nvidia-cosmos-data-factory-gtc-berlin-anybotics-sereact-zalando-ceva-siemens-world-model-tools-20261021))。
背景は[NVIDIAのロボット戦略解説](/ja/news/nvidia-robotics-strategy-explained-2026-jetson-thor-gr00t-cosmos-free-models-sell-data-center-gpus-20-robot-startups-backed-20261017)と[NVIDIAの企業ページ](/ja/companies/nvidia)を参照。
