米Physical Intelligence、評価額約200億ドルで10億ドル調達を協議とブルームバーグ報道
ロボット基盤モデルpiシリーズを開発する米Physical Intelligenceが、評価額約200億ドルで約10億ドルを調達する協議を進めていると、ブルームバーグが27日に報じた。既存株主のAvenirとLux Capitalが主導を協議している。
同社は確認していない。MEKAWIREの資金調達データベースで最後に検証できた評価額は2025年11月のシリーズBの56億ドルで、報道に出てくる2026年5月の約110億ドルのラウンドは同社が公表していない。
ロボット基盤モデルpiシリーズを開発する米サンフランシスコのPhysical Intelligenceが、評価額約200億ドル(約3兆円)で約10億ドルを調達する協議を進めていると、ブルームバーグが27日に報じた。報道によると既存株主のAvenirとLux Capitalが主導を協議している。同社は確認しておらず、条件は変わり得る。
検証済み評価額の3.6倍
MEKAWIREのデータベースには同社の検証済みラウンドが2件ある。2024年11月の4億ドル(評価額24億ドル)と、2025年11月のシリーズB 6億ドル(同56億ドル)だ。最後に検証できた評価額と比べると、200億ドルは1年足らずで3.6倍となる。ブルームバーグ報道を伝えた媒体は、2026年5月に非公表のシリーズCで約110億ドルの評価を得たとも伝えたが、同社は公表しておらずデータベースには入れていない。これを起点にすると上昇幅は約1.8倍となる。
- 2024年11月
- ベンチャーラウンド
- 4億
- 24億
- 公表済み、DB収録
- 2025年11月
- シリーズB
- 6億
- 56億
- 公表済み、DB収録
- 2026年5月
- シリーズC(非公表)
- 不明
- 約110億
- 報道のみ、DB未収録
- 2026年10月
- 協議
- 約10億
- 約200億
- ブルームバーグ報道、未確認
倍率 = 報道評価額 / 最後に検証された評価額:200 / 56 = 3.6倍、2024年11月比8.3倍。
2026年10月28日時点
何が重要か
約200億ドルで決まれば、Physical Intelligenceは当サイトのデータベースでFigure AIの390億ドルに次ぐ2番目の評価額となり、Skild AIの140億ドルを上回る。同社はロボットを売らず、他社のハードウェアで動くモデル層を事業とする。当サイトのVLA解説が扱う構図だ。ハードウェアに強みを持つ日本のロボットメーカーにとって、モデル層の価値がハード企業に並ぶ水準に近づいていることを示す。
- Figure AI
- シリーズC
- 2025年9月
- 10億
- 390億
- Skild AI
- シリーズC
- 2026年1月
- 14億
- 140億
- Shield AI
- シリーズG
- 2026年3月
- 15億
- 127億
- Saronic Technologies
- シリーズD
- 2026年3月
- 17.5億
- 92.5億
- Physical Intelligence
- シリーズB
- 2025年11月
- 6億
- 56億
公表された評価額のみで推計値は含まない。約200億ドルなら2位となる。
2026年10月28日時点
今後の焦点は、同社または主導投資家の正式発表と、実際の販売額が分かるForm Dの提出だ。それまでMEKAWIREはこのラウンドを未検証の報道として扱う。
- 約10億ドル(協議中)
- 約200億ドル
- AvenirとLux Capital(既存株主)
- ブルームバーグ、2026年10月27日、会社は未確認
- 56億ドル、2025年11月シリーズB(MEKAWIREデータベース)
- 約3.6倍(算出)