シムボティック、独cellumationを現金で買収 ソフトで動く仕分け床を倉庫システムに取り込む
シムボティックは13日、プレスリリースで仕分けプラットフォーム「celluveyor」を手がける独ブレーメンのcellumationを全額現金で買収したと発表した。買収額は開示していない。celluveyorは単体で顧客や他のインテグレーターに販売し、同社システムにも組み込む。
シムボティックは13日、GlobeNewswireで配信したプレスリリースで、2017年にブレーメンで設立された自動化企業cellumationを買収したと発表した。対価は全額現金で、買収額や手続き、業績への影響は明らかにしていない。cellumationの従業員は70人超で、郵便、EC、物流の顧客を持つ。
celluveyorは固定式コンベヤーの代わりに全方向車輪付きの六角形セルを敷き詰め、セルごとにソフトウェアで駆動して荷物を任意の方向へ送り、移動しながら行き先を振り分ける。シムボティックは倉庫システム内の構成を簡素化して保管スペースを増やし、設備投資を抑えられる可能性があるとしている。cellumationは社名とブレーメンの拠点を維持し、共同創業者のタマーCEOとウリアルテCTOが経営を続ける。
MEKAWIRE分析
今回の買収は、より良いコンベヤーというより欧州の足場とウォルマート以外に売れる製品を得る取引だとみる。
MEKAWIREは2025年1月、シムボティックがウォルマートのロボット事業部門を2億ドルで買収したと報じた。同社の2026年度第3四半期は売上高7億2100万ドル、純利益5500万ドルだったが、売上の大半は依然ウォルマート向けだ。他社インテグレーター経由で売る仕分け機は新たな販路になる。ダイフクや村田機械など国内のマテハン大手にとっては、モジュール型仕分け機の競合が米上場企業の資本を得たことを意味する。一方で買収額非開示は小規模案件であることが多く、70人規模の企業が業績を動かすには時間がかかる。年次報告での対価開示と、ウォルマート以外の受注発表にcelluveyorが登場するかが焦点となる。
- Symbotic (Nasdaq: SYM)
- cellumation GmbH, Bremen, Germany
- 2017
- celluveyor omnidirectional hexagonal-cell sorter
- Oct 13, 2026, 6:00 a.m. EDT
- More than 70
- Co-founders Hendrik Thamer (CEO) and Claudio Uriarte (CTO) stay
- All cash, price not disclosed