細胞と遺伝子治療薬を作るロボットのMultiply Labs、スーン・シオン氏主導で7500万ドル調達
Multiply Labsは6日、プレスリリースでパトリック・スーン・シオン氏が主導する7500万ドルのシリーズBを完了したと発表した。アストラゼネカ、Lingotto、テラダイン、Strange Venturesが新たに出資した。累計調達額は1億ドルを超え、資金は製造能力の拡大、製品開発、技術、薬事、営業人員の増強に充てる。
Multiply Labsは6日、Business Wireで配信したプレスリリースで、パトリック・スーン・シオン氏主導の7500万ドルのシリーズBを完了したと発表した。新規投資家はアストラゼネカ、Lingotto、テラダイン、Strange Venturesで、Casdin Capital、Lux Capital、Fifty Years、Ora Global、Founders Fundなども追加出資した。2016年の設立以来の累計調達額は1億ドル超で、企業価値は開示していない。
同社はクリーンルームで人手に頼る細胞と遺伝子治療薬の製造工程をロボットで自動化し、抗体、ウイルスベクター、mRNAへ対象を広げている。システムは受託製造ではなく製薬会社が自ら保有、運用する。
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MEKAWIRE分析
金額より投資家の顔ぶれが重要だ。製薬会社とロボットメーカーが同じラウンドに入ったことは、ロボットによるGMP製造が研究ではなく設備投資の対象になりつつあることを示す。
MEKAWIREのデータベースでは、2026年に金額が開示されたロボット分野のシリーズB 12件のうち6番目の規模となる。国内では再生医療等製品の製造で人手と無菌操作の負担が重く、安川電機の双腕ロボットを使った細胞培養自動化の取り組みもあるだけに、競合と需要の両面で注目に値する。新拠点ごとにGMPバリデーションが必要で、売上の立ち上がりが遅れる可能性がリスクだ。商業規模の顧客名の公表と、同社システムで製造された治療薬のFDA承認が次の焦点となる。
- Bedrock Robotics
- 2026-02-04
- 270
- LimX Dynamics
- 2026-02-02
- 200
- EngineAI
- 2026-04-10
- 200
- Sunday
- 2026-03-12
- 165
- Sereact
- 2026-04-27
- 110
- Multiply Labs
- 2026-10-06
- 75
- Mecka
- 2026-10-07
- 60
- Manna
- 2026-04-01
- 50
一次情報で確認した開示額のみ。金額非開示のラウンドは除外。
2026年10月13日時点
- Patrick Soon-Shiong
- Series B, $75 million
- Oct 6, 2026
- Casdin Capital, Lux Capital, Fifty Years, Ora Global, Founders Fund and others
- More than $100 million since 2016
- Manufacturing capacity, product roadmap, engineering, regulatory and commercial hiring
- AstraZeneca, Lingotto, Teradyne, Strange Ventures