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韓国の車載ランプメーカーIL、ロボット売上高26億ウォン 売上の3%、人型「ILbot」投入へ

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KOSDAQ上場でLEDレンズと車載ランプを手がけるILは29日、韓国の電子公示システムDARTに提出した四半期報告書で、2026年1〜9月のロボット部門売上高が26億2800万ウォンと連結売上高834億9300万ウォンの3%を占めたと開示した。

報告書によると、社名を明かしていない海外人型ロボットメーカーのプラットフォームを韓国の産業現場向けに最適化し「ILbot」として発売する計画で、関連会社ILモビリティの自動車部品ラインで人型ロボットを使った反復作業の実証も進めている。

販売台数と顧客は開示していない。マネートゥデイやソウル新聞などは人型ロボット売上高約27億ウォンと報じたが、開示上の数値は1〜9月累計の「ロボット販売ほか」で、人型ロボットを区別していない。MEKAWIREのデータでは、今週の7〜9月期開示で人型ロボット事業の数字を示した韓国上場企業は、サムスン電機(28日の決算説明会、北米顧客向けカメラモジュール)、サムスンSDI(29日、全固体電池サンプル出荷)に続きILが3社目で、部品ではなくロボット本体の販売を掲げるのはILだけだ。

LED照明用シリコンレンズと車載ランプアセンブリを手がけるKOSDAQ上場のILは29日、韓国の電子公示システムDARTに提出した四半期報告書で、2026年1〜9月のロボット売上高26億2800万ウォンを開示した。連結売上高834億9300万ウォンの3%と小さいが、ロボットが独立した売上区分として開示に載ったのは初めてだ。

報告書が示すロボット事業の中身

報告書はフィジカルAIを使う人型ロボットのプラットフォーム事業を新規事業として説明している。社名を明かしていない海外人型ロボットメーカーのプラットフォームを韓国の産業現場向けに最適化し、「ILbot」として発売する計画だ。単なる販売代理にとどまらないとして、関連会社ILモビリティの自動車部品ラインに人型ロボットを投入し反復作業の実証を進め、蓄積した作業データで工程ごとの運用アルゴリズムを高度化しているという。ハードウエアに工程特化ソフトを組み合わせる統合ソリューションも掲げた。販売台数、価格、顧客、発売時期は開示していない。

ILの部門別売上高(2026年1〜9月)
  • モジュールとランプ、照明(LED照明、シリコンレンズ、電気工事)
    売上高(百万ウォン)
    34,367
    構成比
    41%
  • 自動車電装(ランプアセンブリ、クラスター)
    売上高(百万ウォン)
    36,041
    構成比
    43%
  • ICT(料金収受、駐車場システム)
    売上高(百万ウォン)
    6,752
    構成比
    8%
  • その他(ランプなど)
    売上高(百万ウォン)
    3,705
    構成比
    5%
  • ロボット(ロボット販売ほか)
    売上高(百万ウォン)
    2,628
    構成比
    3%
  • 合計
    売上高(百万ウォン)
    83,493
    構成比
    100%

連結、2026年1月1日〜9月30日、四半期報告書の記載値。構成比は開示のまま。

2026年9月30日時点

報道の数字と開示のずれ

マネートゥデイやソウル新聞などは約27億ウォンを人型ロボット売上高と報じた。開示はそう書いていない。26億2800万ウォンは1〜9月累計の「ロボット販売ほか」で、人型ロボットとほかのロボット製品を区別しておらず、人型の比率は開示されていない。基準は開示資料だ。

MEKAWIRE分析

ILは自社工場を参照現場にする供給者モデルを選んだ。中堅製造業が人型ロボットを自社開発せずに市場へ入る最も安い方法だ。

MEKAWIREの集計では、今週の7〜9月期開示で人型ロボット事業の数字や出荷を示した韓国上場企業は、サムスン電機(28日の決算説明会、北米顧客向けカメラモジュール)、サムスンSDI(29日、全固体電池サンプル出荷)に続きILが3社目で、部品ではなくロボット本体を売るのはILだけだ。人手不足に悩む日本の部品メーカーにも参考になる構図だが、反論もはっきりしている。社名のない海外プラットフォームの再販なら、ハードもモデルも自社のものではなく、売上比3%では収益性も分からない。次の四半期報告書と、プラットフォームの提携先を明かすかどうかが、ILbotが製品なのか販売契約なのかを決める。

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要点
1〜9月のロボット売上高
26億2800万ウォン
連結売上高に占める比率
3%
1〜9月の連結売上高
834億9300万ウォン
発売予定の人型ロボット
ILbot(社名非公表の海外メーカーのプラットフォーム)
実証現場
ILモビリティの自動車部品ライン
開示
DART四半期報告書、2026年10月29日
出典