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サムスンSDI、人型ロボット向け全固体電池のサンプルを出荷 7〜9月期営業益は倍増

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韓国サムスンSDIは29日発表の7〜9月期決算で、人型ロボット向け全固体電池のサンプルを出荷し顧客評価を進めていると明らかにした。円筒形電池は人型ロボットと航空宇宙分野で新規顧客を獲得したという。ロボット関連の売上高は開示していない。

売上高4兆6856億ウォン、営業利益4078億ウォンは2023年7〜9月期以来の高水準で、ESSとデータセンター向け電池がけん引した。

韓国サムスンSDIは29日発表した7〜9月期決算資料で、人型ロボット向け全固体電池のサンプルを出荷し、顧客評価と商用化の準備を進めていると明らかにした。同じ段落で、円筒形電池が人型ロボットと航空宇宙の分野で新たな取引先を獲得したとも説明した。顧客名と数量は公表していない。

業績を押し上げたのはロボットではない。売上高は前年同期比52.6%増の4兆6856億ウォン、営業利益は4078億ウォンで、前年同期の5913億ウォンの赤字から黒字に転じ、4〜6月期の約2倍となった。同社はAIデータセンター向けのESSとバックアップ電源用電池、電動工具やEV向け円筒形電池の伸びを理由に挙げた。同日DARTに提出した暫定業績開示の数値も同じである。

サムスンSDIの連結業績(億ウォン、DART暫定業績開示10月29日)
  • 売上高
    2026年7〜9月期
    46,856
    2026年4〜6月期
    38,765
    2025年7〜9月期
    30,714
  • 営業利益
    2026年7〜9月期
    4,078
    2026年4〜6月期
    2,038
    2025年7〜9月期
    -5,913
  • 純利益
    2026年7〜9月期
    3,422
    2026年4〜6月期
    4,716
    2025年7〜9月期
    57

韓国採択国際会計基準による暫定値。1〜9月累計売上高は12兆2189億ウォンで27.2%増。

ロボット向けに二つの賭け

円筒形電池は、MEKAWIREが追ってきた供給網と重なる。MEKAWIREは26日、韓国紙の電子新聞の報道として、現代自動車グループが量産型ボストンダイナミクス「アトラス」向け21ミリ円筒形セルの主供給元にサムスンSDI、副供給元にLGエナジーソリューションを選んだと伝えた。各社は確認しておらず、今回の資料にも現代の名前はない。

全固体電池のサンプルは、より長期の賭けとなる。今週には中国の小鵬汽車の副総裁が、人型ロボット「IRON」向け全固体電池の少量生産が始まったと述べたと報じられた。全固体電池の開発を競う日本の電池メーカーや素材各社にとっても、韓中勢が車載より先にロボット用途を前面に出し始めた点は見逃せない。

MEKAWIRE分析

人型ロボットはサムスンSDIの決算資料で名指しされる市場になったが、まだ売上高ではなくサンプル段階の事業である。

稼働時間は人型ロボットの最大の制約だ。MEKAWIREの電池解説記事で公開仕様を照合したところ、1回の充電で動けるのは1.5〜3時間だった。体積当たりのエネルギーが大きい全固体セルが顧客評価を通れば、この上限は変わる。反論は規模で、同社はロボット売上高を開示しておらず、今期の成長はデータセンター向けによるものだ。注目点は人型ロボットの顧客名公表、全固体電池の量産時期、現代自動車グループによるアトラスの供給元の正式発表である。

会社情報は /companies/samsung-sdi、背景は人型ロボットの電池解説へ。

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要点
出所
サムスンSDI 7〜9月期決算資料、DART暫定業績開示(10月29日)
人型ロボット向け電池
全固体電池のサンプル出荷、顧客評価中
円筒形電池
人型ロボットと航空宇宙で新規顧客(社名非公表)
売上高
4兆6856億ウォン、前年同期比52.6%増
営業利益
4078億ウォン、4〜6月期の約2倍
非開示
ロボット関連売上高、顧客名、出荷量、量産時期
出典