テラダインのロボット部門、7〜9月期に黒字化 売上高9600万ドルも前期比4%減
米テラダインは28日に米証券取引委員会へ提出した7〜9月期決算で、ユニバーサルロボットとMiRからなるロボット部門が売上高9600万ドルで黒字化したと明らかにした。7〜9月期として過去最高の売上高だが、利益額は開示していない。
MEKAWIREの計算では4〜6月期の9990万ドルから3.9%減り、1〜9月の売上高2億8720万ドルは2025年通期の93%に達した。
米テラダイン(Teradyne)は27日に発表し、28日にForm 8-Kの添付資料として米証券取引委員会(SEC)に提出した7〜9月期決算で、ロボット部門が売上高9600万ドルで「黒字を達成した」と明らかにした。協働ロボット大手ユニバーサルロボット(Universal Robots)と自律移動ロボットのMiRで構成する部門で、7〜9月期として過去最高の売上高だという。利益額は開示しておらず、四半期報告書(10-Q)で示される。
全社の売上高は13億600万ドルで、前年同期の7億6900万ドルから大きく伸びた。半導体テストが10億7200万ドル、製品テストが1億3800万ドル。GAAPベースの1株利益は2.17ドル(前年同期0.75ドル)。10〜12月期の売上高見通しは12億5000万〜13億5000万ドルとした。
売上が減る中での黒字化
MEKAWIREが18日に配信した解説によると、同部門は4〜6月期に売上高9990万ドルで税引き前260万ドルの赤字、2025年通期では9940万ドルの赤字だった。7〜9月期は当社が追う期間で初の黒字四半期となったが、売上高は前期比3.9%減で、7月の10-Qが記した5四半期連続の前期比増収は途切れた。
- 2023年
- 375.2
- 赤字
- 2024年
- 364.8
- 赤字
- 2025年
- 308.3
- -99.4
- 2026年上期
- 191.2
- -3.5
- 2026年4〜6月期
- 99.9
- -2.6
- 2026年7〜9月期
- 96.0
- 黒字、金額非開示
- 2026年1〜9月
- 287.2
- 該当なし
2023年〜2026年4〜6月期は10-Kと7月の10-Q、7〜9月期は10月27日の決算発表による。1〜9月=上期+7〜9月期。前期比=(96.0-99.9)÷99.9。
1〜9月のロボット売上高は2億8720万ドル(上期1億9120万ドルと7〜9月期の合計)で、2025年通期3億830万ドルの93%に当たる。全社売上高に占める比率は7.4%だった。
MEKAWIRE分析
テラダインのロボット部門は前期より売上を落としながら黒字に転じた。価格決定力ではなくコスト削減が回復を支えているという18日の解説の見立てを裏付ける。
反論は前年比の流れだ。同社は過去最高の7〜9月期とし、通期売上高は2025年を上回る見通しにある。判断を左右するのは11月初めの10-Qで示される部門利益と粗利率、そして10〜12月期にロボット売上高が1億ドル台に戻るかどうかだ。ファナックや安川電機など日本の大手と協働ロボット市場で競う同社の採算改善は、価格競争の行方にも影響する。解説:テラダインのロボット部門とは、企業情報:テラダイン。
- テラダイン7〜9月期決算、Form 8-K添付資料99.1、2026年10月28日提出
- 9600万ドル、7〜9月期として過去最高(同社)
- 黒字化、金額は非開示
- 9990万ドルから3.9%減(MEKAWIRE計算)
- 2億8720万ドル、2025年通期3億830万ドルの93%
- 13億600万ドル(前年同期7億6900万ドル)
- 2.17ドル(前年同期0.75ドル)
- 売上高12億5000万〜13億5000万ドル
