斗山ロボティクス、7〜9月期売上高162億ウォンで前期比8.5%減、営業赤字は売上の83%
斗山ロボティクスは10月29日、韓国の電子公示システムDARTに2026年7〜9月期の連結業績速報を開示した。売上高は161億7500万ウォンで前四半期比8.5%減、前年同期比59.1%増。営業損失は134億400万ウォンで売上高の83%に当たる。
1〜9月累計売上高はMEKAWIREの計算で2025年通期の149%に達したが、上期の増収基調は7〜9月期に途切れた。純損失は説明のない営業外損失約52億ウォンで183億ウォンに拡大した。
斗山グループの協働ロボットメーカー、斗山ロボティクスは10月29日、韓国の電子公示システムDARTに連結業績速報を開示した。2026年7〜9月期の売上高は161億7500万ウォンで、4〜6月期の176億7400万ウォンから8.5%減り、今年初めて前四半期を下回った。前年同期の101億6500万ウォンと比べると59.1%増えた。
営業損失は134億400万ウォンで、4〜6月期の144億1700万ウォンから縮小した。一方、税引前損失は186億2900万ウォン、純損失は183億100万ウォンと前四半期より43.1%膨らんだ。営業損失と税引前損失の間に約52億ウォンの営業外損失があったことになるが、開示に内訳はない。同社は詳細を自社サイトの投資家情報に掲載するとしている。
9カ月で前年超え、ただ四半期の勢いは止まった
1〜9月累計の売上高は491億4400万ウォンで前年同期比146%増、営業損失は398億9100万ウォンで7.3%縮小した。累計から逆算すると1〜3月期は売上高152億9500万ウォン、営業損失120億7000万ウォンとなる(MEKAWIRE計算)。
- 2026年1〜3月期
- 15,295
- 12,070
- 9,166
- 78.9%
- 2026年4〜6月期
- 17,674
- 14,417
- 12,792
- 81.6%
- 2026年7〜9月期
- 16,175
- 13,404
- 18,301
- 82.9%
- 2025年7〜9月期
- 10,165
- 15,265
- 12,858
- 150.2%
出所:DART開示20261029800388。1〜3月期は累計から4〜6月期と7〜9月期を差し引いたMEKAWIRE計算。2026年10月29日時点。
MEKAWIREのデータベースによると、同社の2025年通期売上高は329億8000万ウォンだった。伸びの多くは米ペンシルベニア州の包装自動化インテグレーターONExiaを母体とする米国法人によるもので、上期売上高の53%を占めた。詳しくは斗山ロボティクス解説にまとめている。
MEKAWIRE分析
7〜9月期の数字は、斗山ロボティクスが買収で売上高を得たものの、自力で伸びる事業にはまだなっていないことを示す。売上高は減り、赤字率は80%を超えたままだ。
売上高に対する営業損失の比率は1〜3月期78.9%、4〜6月期81.6%、7〜9月期82.9%と上昇した(各四半期の営業損失を売上高で割った値)。規模の効果が出ていればこの比率は下がるはずだ。反論として、協働ロボットや包装セルの受注は四半期ごとの振れが大きく、営業損失の絶対額は前期より約10億ウォン減った点がある。
10月に同社は新社長を迎え、2027年投入予定のエージェント型ロボットOSを率いるCTOを招き、上期売上高の約1.2倍に当たる400億ウォンをグループのベンチャーファンドに出資すると決めた。
注目点は、11月中旬までの四半期報告書で営業外損失の中身が明らかになるか、10〜12月期の売上高が160億ウォン前後を保てるか、2027年のソフトウエア製品で最初の顧客契約が出るかだ。
- 161億7500万ウォン(前期比8.5%減、前年同期比59.1%増)
- 134億400万ウォン(4〜6月期は144億1700万ウォン)
- 183億100万ウォン(4〜6月期は127億9200万ウォン)
- 491億4400万ウォン(146%増)
- 1〜3月期78.9%、4〜6月期81.6%、7〜9月期82.9%(MEKAWIRE計算)
- DART業績速報、2026年10月29日
