Neura Robotics
協働ロボットやサービスロボット、ヒューマノイド「4NE1」を開発するドイツの認知ロボット企業。
Neura Roboticsは2025年1月15日以降、2件の公表済みの資金調達ラウンドで1.24億ドルを調達しており、直近のラウンドは2026年6月10日に発表されたシリーズCです。2026年10月15日時点のデータです。
- 独NEURAロボティクス、触覚と音と記憶を統合したロボット基盤モデル「Neuron AI」を発表
独NEURAロボティクスは14日、プレスリリースでフィジカルAI向けのマルチモーダル基盤モデル「Neuron AI」を発表した。3D視覚、触覚と力覚、音、ロボットの状態、言語を「知覚・言語・行動(PLA)」構造で統合し記憶機能を加えたことで、カメラでは捉えられない接触や音を手掛かりに動き、視界から消えた物体も把握できるとしている。モデルは独メッツィンゲンの本社で自社開発と学習を行い、訓練施設「NEURA Gyms」の実機データ、シミュレーションで増やしたデータ、センサースーツで収集した人の実演を使い、シェフラーやボッシュとのデータ提携も活用した。5種類の自社ロボットで動く。同社は10月20〜22日のエヌビディアGTCベルリンで、人型ロボット4NE1が11分間の洗濯作業を人の介入なしにこなす実演を行う。MEKAWIREの記録では、NEURAが金額を開示した直近の調達は2025年1月の1億2000万ユーロのシリーズB。グーグル・ディープマインドの「Gemini 4 Argon」発表の翌日だった。
当事者 - 米Odyssey、ロボットアームから人型、車、ドローンまで1つで動かす世界モデル「Odyssey-3」
米AI企業オデッセイは、共同創業者のオリバー・キャメロン氏とジェフ・ホーク氏によるブログで、自己回帰型拡散トランスフォーマーの世界モデル「Odyssey-3」を公開し、ロボットアームや人型ロボット、自動車、ドローンの制御、AI学習用の仮想環境生成やゲームにも適用できると発表した。同社によると、モデルに付けた行動デコーダーが内部表現を機械の指令に変換し、数十時間の実演データでロボットアームが複数の操作作業を覚え、学習時に経験しなかった失敗からも動作を立て直した。人型ロボットのパートナーであるフレキシオンは数十時間の遠隔操作データで実時間の制御方策を構築した。韓国のロボット新聞は物理予測ベンチマークPhysics-IQ Verifiedで66.1点と報じたが、MEKAWIREが確認したブログには記載がなく同社自身の評価だ。ファナックや安川電機など産業用ロボット大手にとっても、汎用の頭脳を外部から調達する選択肢が具体化しつつある。
言及 - ユニツリー、人型ロボットの売上が四足ロボットを逆転 ただし4分の3近くは大学と研究機関向け
中国杭州の四足ロボットと人型ロボットのメーカー、ユニツリー(宇樹科技)は2026年8月に上海証券取引所の科創板に上場し、上場書類で人型ロボットの売上が四足ロボットを初めて上回ったことを明らかにした。ただし2025年1~9月の人型ロボット売上の73.60%は研究と教育向けで、産業用途は9.01%にとどまる。公開価格ベースで約610億元と評価された同社にとって、工場に入れるかどうかが最大の論点となる。
言及 - 人型ロボットの関節は誰が作るのか ハーモニックドライブとナブテスコが受注先行、中国勢とシェフラーが量で迫り、テスラとフィギュアは内製
人型ロボットの関節部品は、日本のハーモニックドライブシステムズ(HDS)とナブテスコ、中国の緑的諧波(Leaderdrive)、拓普集団、三花智控、独シェフラーなど少数の企業が供給し、テスラやフィギュアAI、宇樹科技は中核部品を自社で設計している。開示資料では受注はまず日本勢に入っているが、テスラのフリーモント工場の設計能力だけで年2500万〜3000万個の関節アクチュエーターが必要になる計算だ。
提携先 - 人型ロボットと身体性AIの最大調達はSkild AIの14億ドル、2026年は資金がロボットの体から頭脳へ移った
MEKAWIREが検証した2025年1月以降の人型ロボットと身体性AI(embodied AI)の資金調達で最大はソフトバンクが主導したSkild AIの14億ドルのシリーズC、2位はParkway Venture Capitalが主導したFigure AIの10億ドルのシリーズCだった。金額が開示された22件、計58億5900万ドルのうち2025年は人型ロボットメーカーが70%を得たが、2026年はロボット基盤モデルの開発企業が71%を占めた。日本勢はソフトバンクとトヨタ系が上位案件を主導し、主導した案件の合計は開示総額の29.1%に達した。
言及 - VLA(視覚言語行動)モデルとは何か、誰が開発しているのか
VLA(視覚言語行動)モデルは、カメラ映像と自然言語の指示を同時に読み込み、ロボットが次に実行するモーター指令を出力する単一のニューラルネットワークで、画像と言葉を理解する視覚言語モデルをロボットの実演データで追加学習して作る。グーグル ディープマインド、フィジカル インテリジェンス、エヌビディア、フィギュアAI、スキルドAIが先行し、ファナックや安川電機は外部モデルを自社ロボットに取り込む道を選んだ。
言及 - 米陸軍の人型ロボット競技、勝者5者のうち完成機はIHMCの「Alex」のみ 残る4者は電源や触覚など部品
米陸軍は人型ロボット技術コンテスト「xTechHumanoid」の勝者5者を発表した。完成した人型ロボットはフロリダ人間機械認知研究所(IHMC)のAlexだけで、残る4者は電源、触覚センサー、指揮統制ソフトの企業だった。陸軍が軍用人型ロボットの課題をどこに見ているかを映す結果となった。
言及 - 業務用サービスロボット販売24%増、物流が半数近く ヒューマノイドは約7000台どまり IFR調べ
国際ロボット連盟(IFR)は2026年9月30日、2025年の業務用サービスロボットの世界出荷台数が前年比24%増の約25万台だったと発表した。運輸と物流向けが11万7500台で半数近くを占めた。身長140cm超のヒューマノイドの販売は約7000台で、IFRが把握するヒューマノイドメーカー174社の半数超が中国企業だった。
言及 - 伊エネルギー大手Eni、人型ロボットのGenerative Bionicsに工場用地と素材、スパコンを提供へ
イタリアのエネルギー大手Eniは2026年9月30日、ジェノバの人型ロボット新興企業Generative Bionicsと覚書を結んだ。人型ロボットGENE.01を設備点検や遠隔支援で試験し、Eniの事業所でのロボット生産や試験、電池リサイクルを検討する。化学子会社Versalisとその子会社Finprojectが足部と靴の素材開発を担い、Eniは高性能計算資源の提供も検討する。金額は公表していない。
言及 - 中国のロボット部品2社が2日連続で香港上場、本末科技と歓創科技が計17億6000万香港ドルを調達
家庭用ロボットや車輪脚ロボット向けのダイレクトドライブモーターモジュールを手掛ける本末科技(Direct Drive Tech)は2026年9月29日に香港取引所に上場し、10億8000万香港ドルを調達した。ロボット掃除機向けLiDARの歓創科技(Camsense)は翌30日に上場し、個人向け公募には3546.91倍の申し込みが集まった。両社とも目論見書で上位5社の顧客が売上高の8割超を占めると開示した。
言及 - ゲーム動画でロボットに動きを教える米ジェネラル インチュイション、2億2000万ドル調達 評価額は3カ月で2.7倍の62億ドル
ゲームクリップ共有サービス「Medal」の操作記録付き動画でAIモデルを学習させる米ジェネラル インチュイションは2026年9月29日、評価額62億ドルで2億2000万ドルを調達したと発表した。コースラ ベンチャーズやゼネラル カタリストなどが出資した。96日前のシリーズAで示した23億ドルの2.7倍にあたる。ロボット、シミュレーション、ゲーム分野の提携先向けに事前登録も始めた。
言及 - 日立、独Agile RobotsとフィジカルAIの「頭脳」を共同開発へ HMAX Industryで世界展開
日立製作所は独ミュンヘンのAgile Robotsと、両社のAIモデルを融合して製造現場向けロボットの「頭脳」を開発する協創パートナーシップに基本合意した。日立のエッジAI半導体と組み合わせ、成果をHMAX Industryとして世界に展開する。金額や時期は開示していない。翌日にはファナックとの提携も発表した。
言及 - 米クアルコム、オープンソースのロボット動作計画MoveItを担うPickNikを買収へ Dragonwingに制御ソフトを取り込む
米クアルコムの子会社Qualcomm Technologiesは2026年9月23日、ロボットアーム向けオープンソース基盤MoveItと商用版MoveIt Proを手がける米PickNik Inc.の買収で合意したと発表した。買収額は開示していない。MoveIt 1とMoveIt 2はオープンソースのまま他社ハードウエアへの対応も続ける一方、PickNikのソフトを自社のロボット向けプロセッサーDragonwingやArduinoのボードと緊密に統合する。
言及 - データセンター向けロボットの米Watney、8000万ドル調達 稼働信頼性99.99%を前面に
米サンフランシスコのロボット新興企業Watneyは、Valor Atreides AI FundとHummingbird Venturesが共同で主導するシリーズAで8000万ドルを調達し、累計調達額が1億ドルを超えた。ハイパースケーラーのデータセンターで器用な作業ロボットを運用し、数十万時間で99.99%超の信頼性を達成したとするが、顧客名や企業価値、創業者名は明らかにしていない。
言及 - 中国D-Robotics、ロボット向け半導体で4億ドル調達 人型ロボの「頭脳」外販に照準
ホライズン ロボティクスが3月に連結対象から外したロボット向け半導体のD-Robotics(地瓜机器人)は2026年9月17日、4億ドルのシリーズCを完了したと発表した。出資者名と企業価値は明らかにしていない。Sunriseチップの累計出荷は800万個を超え、新型S600はUBTECH、Fourier、Booster Roboticsなど20社超が採用したという。
言及 - 独NEURA Robotics、シリーズC資金で買収攻勢 ボッシュ レックスロスのACTIVE Shuttleと清掃ロボのADLATUSを取得
最大14億ドルのシリーズCを発表した独NEURA Roboticsは2026年8月13日、ボッシュ レックスロスの搬送ロボット事業ACTIVE Shuttleの取得を発表し、8月24日にはウルムの清掃ロボット企業ADLATUS Roboticsを完全買収した。伊SECOとの演算モジュール提携やアーヘン工科大学の訓練拠点と合わせ、買収によって欧州のフィジカルAIグループを組み上げている。
買収側 - EU、AI法改正の「オムニバス」発効 ロボットなど機械のAI規制は機械規則に移し2028年8月まで猶予
EUのAIデジタルオムニバス規則(Regulation (EU) 2026/1744)が2026年7月24日に官報に掲載され、27日に発効した。高リスクAIの義務適用を単体システムは2027年12月2日、製品組み込み型は2028年8月2日へ延期し、産業用ロボットを含む機械はAI法の本体から外して、要件を委任法令で機械規則に移す。
言及 - 英ヒューマノイド新興Humanoid、1億5200万ドル調達 評価額13億5000万ドルでシェフラーとボッシュが出資
英ロンドンのヒューマノイド開発企業Humanoidは2026年7月21日、Prime Movers Labが主導するシリーズAで1億5200万ドルを調達したと発表した。調達後の企業価値は13億5000万ドルで、独シェフラーとボッシュが顧客、供給元、株主を兼ねる。資金は車輪型ヒューマノイドの量産、2026年10〜12月期のベータ機出荷、AIソフトKinetIQの開発に充てる。
言及 - スペインTHEKER、CRV主導で8500万ドル調達、サムスンやLVMHも出資
スペインの汎用産業ロボット企業THEKERが、CRV主導のシリーズAで8500万ドルを調達した。サムスン、LVMH、ヘンケル、メルカドナなどが出資した。同社はロボットが欧州の生産現場で稼働中としているが、顧客名や評価額は明らかにしていない。
言及 - 独NEURA Robotics、最大14億ドルのシリーズC調達 テザー、アマゾン、クアルコム、ボッシュ、欧州投資銀行が出資
独メッツィンゲンのNEURA Roboticsは2026年6月10日、最大14億ドルのシリーズC調達を発表した。フルスタック型ロボット企業として過去最大としている。受注残と導入パイプラインは10億ドル超とし、企業価値は開示しなかった。
当事者 - 米スタンダードボッツ、企業価値10億ドルで2億ドル調達 ニューヨーク工場を7万平方フィートに拡張
米国の産業用ロボットアームメーカー、スタンダードボッツ(Standard Bots)は2026年6月9日、RoboStrategyが主導しGeneral Catalystなど既存投資家が参加したシリーズCで2億ドルを調達したと発表した。同社が示した企業価値は10億ドル。ニューヨーク州グレンコーブの工場を7万平方フィートに広げ、2027年に米国の新規産業用ロボット導入の10%を担う見通しだとしている。
言及 - アマゾンFARの「OmniRetarget」がICRA 2026最優秀論文に、人の動きをヒューマノイドの学習データへ
アマゾンのフロンティアAI&ロボティクス(FAR)と米大学の研究者が開発した動作リターゲティング手法OmniRetargetが、6月にウィーンで開かれたIEEE ICRA 2026で最優秀会議論文賞とロボット操作および移動部門の最優秀論文賞をそろって受賞した。身体と物体、地形の接触関係を保つ方式で8時間超の軌道を生成し、学習した制御方策はユニツリーG1上で実機の追加学習なしにパルクールや箱運びをこなした。
言及 - ユニバーサルロボット、独で中国エリートロボットに仮処分 テラダインのロボット売上高は9100万ドル
独ハンブルク地方裁判所は2026年4月21日、テラダイン・ロボティクスの申し立てを受け、エリートロボットの独法人に対しソフトウエアの販売を差し止める仮処分を出した。1週間後、テラダインは1~3月期のロボット部門売上高が9100万ドルだったと発表した。
言及 - 独Sereact、1億1000万ドル調達 「どのロボットにも載る頭脳」で米国へ
独シュツットガルトのロボットAI企業Sereactは2026年4月27日、Headline主導のシリーズBで1億1000万ドルを調達したと発表した。生産現場でのピッキングは10億回超、遠隔介入は約5万3000回に1回という。資金は世界モデルを組み込んだCortex 2.0とボストンの米国拠点に充て、7月にはZalandoが加わりシリーズBは1億1600万ドルとなった。
言及 - 独ワンデルボッツ、シュンク、EYが中堅製造業向けフィジカルAIで提携 エヌビディアOmniverse活用
独ドレスデンのロボットソフト企業ワンデルボッツ、把持機器大手シュンク、コンサルティングのEYは2026年4月19日、シュンクのGROW自動化セル、NOVA、エヌビディアOmniverseを組み合わせた欧州中堅製造業向けの標準パッケージで提携すると発表した。同日、ゲスマンはハノーバーメッセでNOVA搭載ロボットを披露すると発表した。
言及 - トヨタ系TRI、多作業ロボットモデルの効果を盲検試験で実証 新作業の習得に必要なデータは一部で済む
トヨタ リサーチ インスティテュート(TRI)とコーネル大、MITの研究者82人は2026年4月15日、拡散方策に基づく多作業型の「大規模行動モデル(LBM)」が盲検の無作為化試験で単一作業モデルより成功率と頑健性が高く、新しい作業をはるかに少ないデータで習得できるとする論文を米科学誌サイエンス ロボティクスに発表した。プレプリント版によると、500超の作業にわたる約1700時間の実演データを使い、管理された実機試験を1800回行った。
言及 - 米ジェネラリスト「GEN-1」、ロボットデータなしで事前学習 1作業1時間の学習で成功率99%
米ジェネラリストAIは2026年4月2日、人が装着する機器で集めた50万時間超の物理的なやり取りのデータだけで事前学習し、ロボットのデータを使わないロボット基盤モデルGEN-1を公開した。前モデルが64%だった作業で平均成功率99%、1作業あたりのロボットデータは約1時間、作業速度は従来の最高水準の約3倍としている。数値は同社の自社評価で、外部による再現はない。
言及 - 中国UBTech、2025年にフルサイズ人型ロボット1079台を販売 関連売上は23倍の8億2060万元
中国のUBTech Robotics(優必選科技)は2025年通期決算で、フルサイズ人型ロボットの売上高が前年比2203.7%増の8億2060万元、販売台数が1079台だったと発表した。グループ売上高は53.3%増の20億元、純損失は7億8980万元に縮小した。年3回の株式割当で57億8000万元を調達し、年6000台超の生産能力を整えた。
言及 - 英Humanoid、SAPのAIエージェントにロボットの指揮を委ねる 稼働中の自動車部品工場で初の外部制御を実証
英ロボットスタートアップのHumanoidは2026年3月30日、車輪型ヒューマノイド「HMND 01 Alpha」がSAP、トルコのシートメーカーMartur Fompakと1〜2月に稼働中の生産現場で概念実証(PoC)を終えたと発表した。ロボットはSAPのAIエージェントから作業指示を受け、企業システムが同社ロボットを外部から制御したのは初めて。両者をつないだのは2月5日に公開した4層構造のAI基盤「KinetIQ」だった。
言及 - 中国宇樹科技が上海科創板に上場申請、42億元調達へ 2025年売上高は335%増
中国のヒューマノイド大手、宇樹科技(Unitree Robotics)の科創板上場申請が2026年3月20日に受理された。調達予定額は42億200万元。目論見書によると2025年の売上高は前年比335.36%増の17億820万元で、ヒューマノイドが四足歩行ロボットを抜いて最大の売上源となった。
言及 - エヌビディア、GR00T N2を披露 映像を予測してから動くワールドアクションモデルに賭ける
エヌビディアは2026年3月16日のGTC基調講演で、DreamZero研究を基にした次世代ロボット基盤モデルGR00T N2を披露し、新環境の新作業で主要VLAの2倍超の成功率を示すと説明した。30億パラメータのGR00T N1.7は商用ライセンス付きで先行提供を始め、ファナックや安川電機はシミュレーション基盤の統合を進める。N2は2026年末までに提供する。
提携先 - 家庭用ロボット「Memo」の米Sunday、1億6500万ドル調達 評価額11億5000万ドル
米シリコンバレーの家庭用ロボット新興企業Sundayは2026年3月12日、米Coatueが主導するシリーズBで1億6500万ドルを調達したと発表した。評価額は11億5000万ドル。遠隔操作ではなく人が装着する「スキルキャプチャーグローブ」のデータでロボットを学習させる方式をとり、今秋に招待制の家庭向けベータを始め、2027から2028年に本格出荷する見通しを示した。
言及 - リビアン発のMind Robotics、5億ドルのシリーズA調達 リビアンは持ち分評価で5億600万ドルの利益計上
リビアンのRJ Scaringe最高経営責任者(CEO)が創業し率いる産業用AIロボット企業Mind Robotics(米カリフォルニア州パロアルト)は2026年3月11日、AccelとAndreessen Horowitzが共同で主導する5億ドルのシリーズAを実施すると発表した。1億1500万ドルのシード調達から約4カ月後である。リビアンは四半期報告書で、3月に同社を連結対象から外し、残る37.6%の持ち分をシリーズAの発行価格で約5億6900万ドルと評価し、5億600万ドルの利益を計上したと開示した。MEKAWIREの試算では株式価値は約15億1000万ドルとなる。
言及 - EU、ソフトバンクによる53億ドル超のABBロボット事業買収を承認 EBITDA17倍でロボットの頭脳に体を与える
欧州委員会は2026年3月11日、ソフトバンクグループによるABBのロボット事業買収(企業価値53億7500万ドル)を簡易手続きで承認した。買収額は2024年EBITDAの17.2倍で、ソフトバンクが1月に主導したSkild AIの評価額の下限はその2.6倍にあたる。中国と米国の承認が残り、両社は2026年半ばから後半の完了を見込む。
言及 - BMW、ドイツの量産工場に初めてヒューマノイド投入 ライプツィヒでヘキサゴンのAEONが電池組み立てへ
BMWグループは2026年2月27日、ライプツィヒ工場でヘキサゴンロボティクスの車輪型ヒューマノイド「AEON」を高電圧電池の組み立てと部品製造に試験導入すると発表した。2025年12月に最初の試験を終え、本格的な試験運用は2026年夏に始める。ミュンヘンに生産向けフィジカルAIの専門組織を新設し、米スパータンバーグ工場でフィギュア02が約1250時間で9万個超の部品を運んだ実績も公表した。
言及 - 現代自グループ、セマングムに9兆ウォン 年産3万台のロボット工場とGPU5万基のデータセンターを同じ敷地に
韓国の現代自動車グループは2026年2月27日、全羅北道群山市のセマングムにロボット、AI、水素を一体化した拠点を設け、2026年から約9兆ウォンを投じると発表した。4000億ウォンのロボットクラスターには年産約3万台の完成ロボット工場、中小企業向けの受託生産ファウンドリー、部品団地が入り2029年に完工する。隣接して5兆8000億ウォンのAIデータセンターを建設し、GPUを段階的に5万基まで増やす。
言及 - 中国LimX Dynamics、2億ドルのシリーズB調達 京東と上汽系資本がロボットOSに賭ける
深圳のヒューマノイド開発企業LimX Dynamics(逐際動力)は2026年2月2日、2億ドルのシリーズB調達を完了したと発表した。Stone Venture、京東(JD)、Oriental Fortune Capital、CoStone Capitalが新たに加わり、上海汽車(SAIC)系の尚頎資本やNIO Capitalなど既存株主も追加出資した。同社は162日後に2億ドルのプレIPOラウンドも発表した。
言及 - 独ミュンヘン発のロボット企業RobCo、1億ドルのシリーズC調達 ライトスピードとエクソール系リンゴットが主導、サービス型工場ロボットで米国開拓
AI搭載の産業用ロボットを製造業向けにサービス型で提供するRobCoは2026年1月29日、ライトスピード ベンチャー パートナーズとリンゴット イノベーションが共同で主導したシリーズCで1億ドルを調達したと発表した。資金はフィジカルAIの開発、大企業向け導入の拡大、米国事業の強化に充てるが、企業価値や導入台数は開示していない。
言及 - 米フィギュア「Helix 02」、人型ロボの全身制御を一つのニューラルネットに 手書き制御コード10万9504行を削除
米人型ロボット企業フィギュアAIは2026年1月27日、ロボット基盤モデル「Helix 02」を発表した。カメラ映像と指先の触覚から1kHzの関節指令までを学習システムが担い、1000万パラメーターの学習型制御器が手書きのC++コード10万9504行を置き換えたと同社は説明した。Figure 03が台所を移動しながら食洗機の取り出しと再投入を4分間、61動作で、リセットも遠隔操作もなくこなしたという。
言及 - モービルアイ、自社CEOが会長を務める人型ロボット新興メンティーロボティクスを9億ドルで買収
モービルアイは2026年1月5日、イスラエルの人型ロボット開発会社メンティーロボティクスを現金と株式の計9億ドルで買収することで合意し、2月3日に取引を完了した。開示資料によると、メンティーの会長兼共同創業者でもあるアムノンシャシュアCEOが約3億4100万ドル、シャイシャレブシュワルツCTOが約1億1800万ドルを受け取り、創業者株の90%は2年後と4年後まで解放されない。メンティーは2026年に遠隔操作なしの現場実証、2028年に量産を目指す。
言及 - エヌビディア、Blackwell搭載ロボット頭脳を1,999ドルで投入 GR00T N1.6とCosmos Reason 2も公開
エヌビディアはCES 2026で、1,000個購入時1,999ドルのロボット向けモジュールJetson T4000と、人型ロボット向けVLAモデルGR00T N1.6、推論型VLMのCosmos Reason 2を発表した。前日にはクアルコムがフィギュアを協業相手に挙げてDragonwing IQ10を発表しており、ロボット用演算基盤の主導権争いが本格化した。
提携先 - 米Physical Intelligence、評価額56億ドルで6億ドル調達 CapitalG主導で汎用「ロボット頭脳」に賭け
ロボット向け基盤モデルを開発する米Physical Intelligenceが、評価額56億ドルで6億ドルを調達したと投資家が明らかにした。シリーズBはAlphabetの成長ファンドCapitalGが主導した。同社は3日前、実機での強化学習により難しい作業の処理量を2倍超に高めたとするモデルπ*0.6を公表している。
言及 - テスラ株主、ロボット100万台納入を条件に含むマスク氏の報酬案を承認
米テスラの株主は2025年11月6日の年次株主総会で、イーロン マスク最高経営責任者(CEO)に対する2025年CEO業績連動報酬を承認した。米証券取引委員会(SEC)への8-K報告書によると賛成は18億9223万5822株、反対は5億6494万908株だった。最大4億2374万3904株を12のトランシェに分け、時価総額2兆~8.5兆ドルの各段階と、オプティマスを含むボット100万台の納入など12の事業目標のいずれかを同時に満たした場合に付与する。
言及 - 独シェフラー、NEURA Roboticsの人型ロボット関節を供給 2035年までに自社工場へ4桁台半ばの台数を導入
独軸受大手シェフラーと人型ロボット新興のNEURA Roboticsは2025年11月4日、アクチュエーターを中心に人型ロボットの主要部品を共同開発し供給する技術提携を発表した。シェフラーは引き取り契約に基づき、2035年までに4桁台半ばの人型ロボットを世界の生産網に組み込む計画だ。
当事者 - 米1X、家庭用ヒューマノイド「NEO」の予約受付を開始 購入2万ドルか月額499ドル、2026年に米国で納入
米1X Technologiesは2025年10月27日、家庭用ヒューマノイド「NEO」の予約受付を始めた。価格は購入2万ドル、サブスクリプション月額499ドルで、2026年に米国で納入を始め、2027年に海外へ広げる。未習得の家事は1Xの専門スタッフが遠隔で指導する。
言及 - IFR、2024年の産業用ロボット設置は54万2000台 日本は4%減の4万4500台、中国勢が自国シェア57%で初めて外資を逆転
国際ロボット連盟(IFR)は2025年9月25日、2024年の世界の産業用ロボット設置台数が54万2000台だったと発表した。過去2番目の水準だが前年比2%減となった。日本は4%減の4万4500台で世界2位を維持したが、韓国とドイツも減少した。中国は29万5000台と世界の54%を占め、中国メーカーの自国シェアが初めて外資を上回る57%に達した。
言及 - 米フィギュア、パークウェイ主導のシリーズCで10億ドル超を確保 企業価値390億ドル、1年半で15倍に
米人型ロボット開発のFigure AIは2025年9月16日、シリーズCで10億ドルを超える出資確約を得たと発表した。投資後企業価値は390億ドル。Parkway Venture Capitalが主導し、エヌビディア、ブルックフィールド、インテルキャピタル、クアルコムベンチャーズ、LGテクノロジーベンチャーズなどが参加した。資金はBotQでの量産、AIモデルHelix向けGPU基盤、人間の動画データ収集に充てる。
言及 - 中国の銀河通用、CATL主導で11億元調達 2年累計24億元超に
北京の身体性AI(エンボディドAI)スタートアップ、銀河通用(Galbot)は2025年6月、車載電池世界最大手の寧徳時代(CATL)と溥泉資本が主導する11億元の資金調達を完了した。中関村科学城の管理当局が明らかにした。2年間の累計調達額は24億元を超え、シミュレーションの合成データでロボットを学習させる同社の手法に大手製造業の後ろ盾がついた。
言及 - 計測大手ヘキサゴン、産業用人型ロボット「AEON」を発表 シェフラーとピラタスが先行導入
スウェーデンの計測技術大手ヘキサゴンは2025年6月17日、米ラスベガスで開いた自社イベント「Hexagon LIVE Global」で、検査、工作機械への部品供給、ハンドリング、現実空間の計測を担う人型ロボットAEONを発表した。独シェフラーとスイスのピラタスが試験導入し、ヘキサゴンは6カ月間の生産現場への配備を経て商用展開を広げる計画だ。
言及 - エヌビディア、人型ロボット基盤モデルをGR00T N1.5に刷新 世界モデルの映像で3カ月分のデータ作業を36時間に短縮
米エヌビディアは2025年5月18日、台北で開かれたCOMPUTEX 2025で人型ロボット向け基盤モデルIsaac GR00T N1.5と合成データ生成の設計図Isaac GR00T-Dreamsを発表した。同社の研究部門はCosmos世界モデルが生成した映像を使い、人手なら3カ月近くかかる学習データを36時間で作ったという。発表で名前が挙がった企業に日本勢は含まれなかった。
提携先 - 米フィジカルインテリジェンスのπ0.5、学習に含まれない住宅で台所と寝室を片付け 学習例の97.6%は他のデータ源
米ロボットAI新興企業のフィジカルインテリジェンス(Physical Intelligence)は2025年4月22日、視覚言語行動(VLA)モデル「π0.5」を公表した。移動型の双腕ロボットが学習データに含まれない実在の住宅3軒で10〜15分かけて部屋を片付けた。同社は他のロボットやウェブのデータを混ぜる共同学習が汎化の鍵だとしている。
言及 - Hugging Face、仏ボルドーの人型ロボット企業Pollen Roboticsを買収 7万ドルのオープンソース機「Reachy 2」を販売へ
Hugging Faceは2025年4月14日、仏ボルドーの人型ロボット企業Pollen Roboticsを買収したと発表した。同社にとって5件目の買収で、PollenのReachy 2を7万ドルで販売する最初のロボットと位置づけた。買収額や条件は開示していない。
言及 - エヌビディア、人型ロボット向け基盤モデル「Isaac GR00T N1」をGTC 2025で公開 Google DeepMind、Disney Researchと物理エンジン「Newton」も共同開発
米エヌビディアは2025年3月18日、人型ロボット向けの視覚言語行動(VLA)モデル「Isaac GR00T N1」をHugging FaceとGitHubで公開し、1X、Agility Robotics、ボストンダイナミクス、Mentee Robotics、NEURA Roboticsを先行利用パートナーに挙げた。Google DeepMind、Disney Researchと開発中のオープンソース物理エンジン「Newton」、合成操作データの設計図、15テラバイトの公開データセットも同時に発表した。日本の産業用ロボット大手はパートナー一覧に名前がなかった。
提携先 - 米ヒト型ロボのアプトロニク、シリーズAで3億5000万ドル調達 グーグルも出資
米テキサス州オースティンのヒト型ロボット企業アプトロニクは2025年2月13日、B CapitalとCapital Factoryが共同で主導し、グーグルが参加するシリーズAで3億5000万ドルを調達したと発表した。調達額はそれまでの累計2800万ドルの12.5倍にあたり、ヒト型ロボット「アポロ」の量産と2025年の導入拡大に充てる。
言及 - 独NEURA Robotics、Lingotto主導のシリーズBで1億2000万ユーロ調達 受注残10億ユーロと公表
ドイツ南西部メッツィンゲンのNEURA Roboticsは2025年1月15日、Lingotto Investment Managementが主導するシリーズBで1億2000万ユーロを調達したと発表した。資金は研究開発、新製品投入、ロボット向けOSとスキル市場を兼ねるNeuraverseに充てるとし、従業員300人超、1年で売上高10倍、受注残10億ユーロを開示した。
当事者 - エヌビディア、CES 2025でロボットと自動運転向け世界基盤モデル「Cosmos」を公開 Figure、Agility、XPENG、Uberなど15社が採用、日本勢は不在
米エヌビディアは2025年1月6日、ロボットや自動運転車の学習用に物理法則を踏まえた映像を生成する世界基盤モデル基盤「Cosmos」をCESで発表し、商用利用を認める自社ライセンスで最初のモデルを公開した。ロボットと自動運転の14社とUberを初期採用企業に挙げたが、日本企業は含まれなかった。同日、少数の人の実演を大量の合成動作データに増やすヒューマノイド向け「Isaac GR00T Blueprint」も発表した。
提携先